龍を背中に背負うには相当な覚悟が必要だ

先日、龍のティーシャツを購入したのですが、それを着ると不思議なことに精神的に切れやすくなってしまいます。短気になるというか、ちょっとしたことでも攻撃的になってしまうため、せっかく購入したもののすぐに捨ててしまいました。

そっち系の人が背中に龍の入れ墨をしたりしていますが、ただ何となく入れているわけでなく、これはそういった意味があるのだなということを今回はじめて理解することができました。

龍は神聖な生き物なので、それを背中に背負うのには覚悟が必要となります。

入れ墨は一生消えないし、入れるのにも痛みが伴うため覚悟が必要という面があるのかもしれませんが、そのエネルギーを背負い込むこと自体に覚悟の側面があるように僕は感じています。得られるエネルギーは大きなものがあるかもしれませんが、力強く大きいがゆえ、諍いなどが多くなってしまうのかもしれません。

感覚的には、神との契約を背負うような意味合いがあると感じています。

ゲーテの作品にファウストがありますが、悪魔メフィストフェレスとの契約のような、何かを背負った上で得られるエネルギーなのではないか、僕はそう感じてしまいます。

某野球選手も背中にタトゥーが入っており、名声やお金など多くのものが手に入ったものの、最後には人生が破滅してしまいました。

ミュージシャンなど、ファッション感覚で龍のタトゥーを入れる人が多いのかもしれませんが、一度入れてしまうと消すことはなかなか難しいものがあります。そのエネルギーを背負う器がない限り、その力に振り回されてしまうはずです。

入れ墨やタトゥーは気軽に入れてしまうと、それが一生消えないということよりも、そのような背負ってしまうことによる負担の方が大きなものがあるのかもしれません。