札幌YOSAKOIソーラン祭りは郊外で開催すべきだ

札幌市では「YOSAKOIソーラン祭り」が毎年の恒例行事となっておりますが、今年(2017年)は6月7日(水)~11日(日)まで開催される予定となっています。

けれども、このYOSAKOIソーラン祭り、地元札幌では非常に嫌われており、この時期になると交通規制や騒音などで憂鬱になる人が多いです。このYOSAKOI祭りの後には北海道神宮の夏祭りがあり、こちらの方は古くからある祭りで100年以上の歴史と風情があり、札幌市民には親しまれています。

けれども、YOSAKOIについては祭り特有の品格や風情があまりなく、また歴史も25年程度と浅く、ただうるさいだけで交通規制がひかれる祭りのため、この時期には地元の札幌市民は外出を控える傾向にあります。

これは東京ドームから札幌ドームへと移転してきた日ハムファイターズと事情が似ており、野球ファンではない札幌市民にとっては交通機関が混雑するので嫌っている人も多いです。そのような状況のため、日ハムが北広島へ球場移転が決まったことで喜んでいる市民も多いです。

ただ、YOSAKOIにしろ、日ハムにしろ、商業的にはイベント開催で潤う企業も多い側面があります。すすきの飲食店ではYOSAKOIで客足が増えますし、日ハムが勝ったら割引のようなイベントをやっている店舗も多く、会社主導で応援しているケースも多いです。

そのため、あまり声を大にして反対できない実態があり、しぶしぶながら歩調を合わせてはいるものの、内心では冷め切っているのが実態となっています。

これは主観ですが、日ハムが北広島市(北海道)へ本拠地を移転するように、YOSAKOIも北広島で開催するのが一番よいのではないでしょうか?

決してYOSAKOIや日ハムを批判しているわけではありませんが、無理をして札幌市民に根付かせなくてもよいと思うのです。よさこいは高知の祭りですので、もともと北海道には何のゆかりもないわけですし、日ハムについてももともと札幌(北海道)の球団ではありません。

何もないのはさびしいからという理由で、無理をして地域に根付かせる必要などどこにもなく、ないならないでそれでよいのです。

古き良き時代の品と風情のある札幌の初夏を取り戻すため、市内の中心部ではYOSAKOI禁止区域を設け、郊外で開催する体制をとった方がよいのではないかと考えております。