2017年2月アーカイブ

役人の忖度は収賄の一種である

松井知事が「よい忖度と悪い忖度がある」という趣旨の発言をしていますが、役人が忖度するなど言語道断です。忖度などすることなく、法令に基づいて粛々と機械的に処置するのが役人の仕事です。人の心を推し量る裁量を役員に与えてしまえば、たちまち汚職の温床となってしまい、行政が機能しなくなってしまいます。

ダチョウ倶楽部の芸に「押すなよ?本当に押すなよ?」というのがありますが、「押すなよ」という言葉は「押せ」という意味の言葉になります。相手の気持ちを忖度することで、言葉が逆の意味を持ってしまうわけです。

今回の森友学園の問題についても、同様のことが行われていたのではないでしょうか?

例えば、首相夫人が名誉校長であること、首相の名前が一時的にであれ、学校名として使用されていたこと、首相夫人付きの公務員が問い合わせを財務省にしたこと、これらは「学校を建設するように取り計らえ」と命令しているのも同じことです。

言葉には出していないかもしれませんが、これらは音にはならない言葉で指令を下したと同じことがいえるでしょう。

このような民間に便宜をはかることにより、役人が出世して高額な給与や退職金という金銭を受けるわけですので一種の収賄と同じことです。

ただし、証拠を残すことはないはずですので追求するのは困難かと思いますが、この森友学園の問題が白なわけありません。重要な案件をほったらかして、国会議員が総出で追及しているわけですので、何の問題もないなどということはまずありえないといえるでしょう。

国会議員の人たちも、何の問題もないという事件でしたら、まずここまで追求することはありません。

松井知事が言っているように、忖度があるのは仕方がないなというような空気がありますが、役員がそのような意識で行政をやっていることは非常に危機なことだとぼくは感じております。

アッキード事件に関する国会審議が長期化したことにより、政権不安の状態に陥っていますが、与党側は昭恵氏の証人喚問には応じない構えを見せています。私人である籠池氏が証人喚問に応じた以上、日本のファーストレディとして、半私人であり、半公人でもある昭恵氏も証人喚問に応じるべきですが、現状では証人喚問には応じない構えです。

予想に反して籠池氏の国会答弁は信ぴょう性が高いという意見が多く、調査によると72%の人が「実際に寄付はあった」と感じており、これを覆すには昭恵氏も証人喚問の場で否定するよりほかありません。これ以外の方法で疑念を払しょくするのは困難といえるでしょう。

人間は表情や声のトーン、あるいは視線や挙動などから膨大な情報を取得できますので、その人が話している内容が真実なのか、虚偽なのかはかなり高い精度で判断がつくものです。特に、偽証に問われる可能性のある国会の証人喚問の場において、平然と嘘を付ける人はまずいません。特殊な訓練でも積まない限り、必ず挙動に不自然さが出てくるものです。

先日の籠池氏の堂々と自信に満ちた答弁を見ている限り、「これは真実である」と誰もが感じたはずです。

一方、昭恵氏は記憶にございませんなどの言葉をメールのやりとりで使用していますが、もし寄附をしていなかったのなら、「嘘を付かないでほしい」など相手側への批判の言葉や「訂正して欲しい」などの言葉が必ず出てくるはずです。

そのような相手側への批判がないことに加え、証人喚問を拒んでいることなどの点から、国民の大多数は寄附金があったものと考えている状況となっています。もし今後、寄附金があったという新事実が出てくれば、これまでの発言内容から首相は議員を辞職しなくてはならなくなります。

仮にそうなった場合、株価が下落して日本経済は崩壊するものと考えておりますが、この点をぼくは懸念しており、保有株を処分するかで迷いが生じてきております。現状の雲行きは、与党が逃げ切るものと考えておりますが、着地点がどこになるのかまったくわからない状況です。

当サイトでは、引き続き今後の展開を注意深く守っていく予定でおります。

北海道の夏フェス音楽イベント「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO」が開催されますが、今年2017年はビーズが参加するようです。今年は11日(金)と12日(土)の開催となっており、例年にも増して盛り上がりそうな気がしております。

友達が毎年参加しているものの僕自身は一度も行ったことがないのですが、ビーズが参加するとなれば今年は行ってみようかなと考えてます。大御所の久保田氏に加え、稲川氏も参加されるとのことで、2016年は6,7000人だったようなのですが、今年は7万人ぐらいは行くかもしれません。

チケットの料金は11日が9,300円、12日が13,000円となっており、通し入場券が18,500円です。ビーズの出演が11日、久保田氏の出演が12日とのことですが、同じ時間帯で出演するアーティストも何組かいるようで、このあたりの様子も気になります。

ただ、テントスペースや駐車場は7月13日時点ですでにSOLD OUTとなっているようで時すでに遅しでした。友達はおそらくチケットをとっているはずですが、そっちのグループとは面識がないため、違う友達を誘っていこうと思ってたものの、テントや駐車場がないとなると今年は諦めました。

叔父がこの石狩あたりに山林を持っているようなのですが、地図上では近い気がするものの、実際はけっこう離れているはずなので、たぶん駐車はできない気がします。

ヤフオクにもチケットが出ているようなのですが、トラブルがあると嫌なんでやめました。来年はアーティストにもよりますが、もし参加するならはやめにチケットをとっておこうと思います。

札幌市では「YOSAKOIソーラン祭り」が毎年の恒例行事となっておりますが、今年(2017年)は6月7日(水)~11日(日)まで開催される予定となっています。

けれども、このYOSAKOIソーラン祭り、地元札幌では非常に嫌われており、この時期になると交通規制や騒音などで憂鬱になる人が多いです。このYOSAKOI祭りの後には北海道神宮の夏祭りがあり、こちらの方は古くからある祭りで100年以上の歴史と風情があり、札幌市民には親しまれています。

けれども、YOSAKOIについては祭り特有の品格や風情があまりなく、また歴史も25年程度と浅く、ただうるさいだけで交通規制がひかれる祭りのため、この時期には地元の札幌市民は外出を控える傾向にあります。

これは東京ドームから札幌ドームへと移転してきた日ハムファイターズと事情が似ており、野球ファンではない札幌市民にとっては交通機関が混雑するので嫌っている人も多いです。そのような状況のため、日ハムが北広島へ球場移転が決まったことで喜んでいる市民も多いです。

ただ、YOSAKOIにしろ、日ハムにしろ、商業的にはイベント開催で潤う企業も多い側面があります。すすきの飲食店ではYOSAKOIで客足が増えますし、日ハムが勝ったら割引のようなイベントをやっている店舗も多く、会社主導で応援しているケースも多いです。

そのため、あまり声を大にして反対できない実態があり、しぶしぶながら歩調を合わせてはいるものの、内心では冷め切っているのが実態となっています。

これは主観ですが、日ハムが北広島市(北海道)へ本拠地を移転するように、YOSAKOIも北広島で開催するのが一番よいのではないでしょうか?

決してYOSAKOIや日ハムを批判しているわけではありませんが、無理をして札幌市民に根付かせなくてもよいと思うのです。よさこいは高知の祭りですので、もともと北海道には何のゆかりもないわけですし、日ハムについてももともと札幌(北海道)の球団ではありません。

何もないのはさびしいからという理由で、無理をして地域に根付かせる必要などどこにもなく、ないならないでそれでよいのです。

古き良き時代の品と風情のある札幌の初夏を取り戻すため、市内の中心部ではYOSAKOI禁止区域を設け、郊外で開催する体制をとった方がよいのではないかと考えております。

厚労省の受動喫煙対策で、当初は飲食店や居酒屋などでの分煙が検討されていましたが、最終的には全面禁煙の方向で検討されています。

私は愛煙者なのですが、つい最近、いつも通っている夜のお店のビル自体が全面禁煙となってしまい、非常に不便を感じるようになってしまいました。お店の方針なので仕方のない部分もありますが、この全面禁煙を機に、お気に入りの女の子に別れを告げるか告げまいかで迷いが生じています。

ぼくがその夜のお店に落とすお金は年間180万円ほどですので、どちらかといえば、太客の部類には入るのかもしれません。それが嫌煙家の意見におされて全面禁煙となったわけですが、嫌煙客よりもおそらくは10倍も20倍もお店にお金を落としているはずなのです。

正直、その店はもういいやという気もしているのですが、いつも会いに行っているお気に入りの女の子には関係ないことですので、店側が禁煙に踏み切ったことを理由に逢いに行かなくなるのは違うような気もしております。

お店の外で会おうと思えばいつでも逢えるのですが、お店にばれた際にはまずいことになるため、これは避けたいと考えており、迷いが生じております。

そもそも、この受動喫煙対策の規制強化については、東京オリンピックを開催することで出てきた話ですが、東京オリンピックの開催自体が迷惑な話です。団塊の世代は有難がってみるのでしょうけれども、若年層はオリンピックなどどうでもよい人がほとんどです。

例えば、リオオリンピックについて何か記憶に残っている人はいますでしょうか?

「そういえば、なんかやってたな。」ぐらいの記憶しかないはずです。

所詮、単なる運動会に過ぎないわけですので、勝手に東京だけでやってくれればいいものを、巨額な費用を使った上に地方にまで規制が強化されるとなれば日本経済が沈没するものと感じております。

2年間にわたってはぐくんできたオキニとの愛が、今、東京オリンピックによって引き裂かれようとしています。また、今後、全面禁煙により飲食店が次々に閉店に追い込まれていくとなれば、大勢の人が悲痛な思いをすることになってしまいます。

これ以上、悲しい思いをする人を減らすためにも、東京オリンピックは今すぐに返上すべきと考えております。

トランプ大統領が連日メディアで叩かれていますが、これはなぜなのでしょうか?

先ほどもテレビ番組でトランプ大統領の特集があったのですが、出演している識者の「9割」がトランプ大統領は失敗するという意見で統一されていました。

けれども、トランプ氏は米国市民からの支持を得て、正当な手続きを経て大統領に選出されたわけです。何かの間違いで当選したわけでも、偶然が重なって当選したわけでもありません。米国市民の意思で選出された大統領なので偶然の産物ではないのです。

民主主義の多数決の論理で正当な選挙のプロセスを経ている以上、当然、過半数の支持があるものと考えてしかるべきですが、メディアから出てくる報道については、ほぼ100%が反トランプ側の論調となっています。

論理の上では賛成もあれば反対もあって半々となるはずなのに、なぜメディアでは反トランプ一辺倒の報道しかなされないのでしょうか?

これは英国EU離脱の際のブレグジットの際にも同じ論調となっていましたが、選挙結果を見る限りは半々となるべきですし、むしろ離脱票の方が多くてEUを離脱する結果となったわけですから、数字の上では離脱賛成派の意見が多いはずです。

けれども、実際の報道ではほぼ100%の割合で反離脱派の論調が報道されています。

共に共通しているのは移民問題をどうするのかという点ですが、大企業にとって安い労働力が使えなくなることが大きなダメージとなってしまうため、メディアのスポンサー企業がEU離脱にもトランプ政権にも反対しているのではないかという気がしております。

これは失われた20年で少子高齢化社会へと突入した日本でも状況は同じです。

もし20年前、大企業が安い労働力を使える海外へ工場を移転せず、日本で工場を稼働させて日本の若者を雇用し続けていたとしたら、ワーキングプアなどの氷河期問題や派遣切りといった問題は出ていなかっただろうと思います。

結果として現在の少子高齢化問題にもある程度は対応できていたでしょうし、日本の景気もとっくの昔に回復していたことでしょう。

けれども、大企業は安い労働力を求め、賃金の安い海外へ工場をどんどん建設していったという経緯があります。米国も日本も国内の労働者が疲弊しきってしまったという点では同じであり、この問題を何とかしようと立ち上がったトランプ大統領に支持が集まっているのは、むしろ当然ともいえます。

報道されているようなテロの問題などもあるでしょうけれども、本質的な部分でいえば、移民による安い労働力を使わずに、まずは国内の労働力を雇用しなさい、アメリカファーストでやりなさいという意図がトランプ大統領にはあるものと思います。

大企業は当然、移民による安い労働力を使えなくなるため、猛反発しているものと思いますが、おそらくはスポンサーとなっているメディアを使って世論を反トランプへと誘導しているのではないでしょうか?

ぼく個人の考えでは、メディアの論調が偏りすぎている感じがしてしまいます。

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